地域環境科学専攻

研究目標

 人類は本来それぞれの地域で,その地域固有の自然環境に適合した生産活動を行い発展してきた.しかし,近代の工業発展・人口増加・物質文明化は,一方において深刻な環境問題をもたらし,われわれは今や人類の存亡に関わる危機に直面している.そこで,地域固有の自然のことわり・多様性を深く理解することにより環境問題が生じてきた基礎原因を見いだしてゆくこと,問題解決に必要な生産活動・生活の在り方を確立することが強く求められている.本専攻の研究基盤はここにある.
 これらの研究を達成するためには,多岐にわたる研究分野での展開が必要であり,本専攻は次の6講座(協力講座1(放射線管理学講座)を含む)13分野から構成されている.

News

令和6年度 地域環境科学専攻
       修士論文発表会

・工学系:2/3(月)8:45~(W322)

・生物生態系:2/10(月)8:50~(W322) 

研究室・教員リスト

講座 分野(研究室) 教授 准教授 助教
比較農業論比較農業論三宅 武
真常 仁志
片山 礼子
生産生態科学熱帯農業生態学樋口 浩和近藤 友大
土壌学舟川 晋也渡邉 哲弘柴田 誠
微生物環境制御学田中 千尋吉見 啓竹内 祐子
辻 健也
生態情報開発学日本 典秀矢野 修一
地域環境開発工学施設機能工学藤澤 和謙郭 佳木山 正一
水資源利用工学藤原 正幸宇波 耕一
竹内 潤一郎
地域環境管理工学水環境工学中村 公人濱 武英
農村計画学武山 絵美鬼塚 健一郎東口 阿希子
生物生産工学農業システム工学野口 良造宮坂 寿朗
大土井 克明
伊藤 彩菜
フィールドロボティクス飯田 訓久村主 勝彦
増田 良平
生物センシング工学近藤 直白神 慧一郞
放射線管理学放射線管理学藤川 陽子八島 浩

これらの分野(研究室)では,環境問題を診断し治癒の対策を立てる重責を果たすため,都市・農村・里山・熱帯地域から地球全体を視野に入れ,微生物・昆虫をも含めた生態系の動態,水循環や土壌保全,農村の生産や生活,農業生産技術などを対象とした多角的な調査・実験・技術開発の研究を精力的に展開している.そのめざすところは,環境を守りつつ自然のめぐみを持続的に享受できる豊かな社会を次世代に向けて築くことである.

学生(留学生を含む):138名 留学生:31名(2024年4月現在,正規生のみ)

就職状況

問い合わせ

地域環境科学専攻 専攻事務室

Phone

075-753-6150

Address

〒606-8502
京都市左京区北白川追分町